ASM横浜

ASM横浜は一度は行ってみたい「S2000オーナーの聖地」

ASM横浜は横浜市中区にある「レカロシート・S2000」の専門店です。そしてハイレベルなチューニングも得意としており、機能性の高いオリジナルパーツの開発も手掛けるトータルチューニングショップという一面も持ちます。特にS2000のチューニングに力を入れており、ASM横浜が仕上げるS2000は度々メディアに取り上げられるほど高い完成度を誇ります。これらの企画開発運営を行われているキーパーソンが、総合プロデューサーの金山新一郎氏で、彼の活動によってASMブランドは国境を越え世界中のチューニングカーファンから高い支持を得ています。

ASM横浜

この記事ではASM横浜に実際に訪問したチューニングカーショップレビューを皆様にシェアさせて頂きます。

 

 

 

1.ASM横浜とは

ASM横浜とはオートバックスグループのレカロシート/S2000専門店でありながら、「車検・整備・チューニング」を行うチューニングカーショップでもあります。ASM横浜の優れたプロダクツは、総合プロデューサーである金山新一郎氏によって手掛けられており、そのクオリティは世界中のファンを魅了しています。

ASMレカロタワー
出典:TMスクエアより

 

 

オートバックス直営レカロシート専門店

オートバックス系列のASM横浜は、横浜市中区に所在し、ドイツ生まれの自動車シートブランド「RECARO」を
取り扱う専門店という位置付けとなっております。

ご存知の方も多い、圧巻の「RECAROタワー」が店内にあり、160脚以上の在庫がストックされています。

また、ASM横浜オリジナルレカロシートやグッズもライナップされていて、知識や販売数も群を抜いており、とてもレカロシートに詳しいお店と言えます。

 

 

 

ASM横浜のキーパーソン「金山新一郎氏」

ASM横浜と言えば、ホンダのS2000に特化して「車検・整備・チューニング」に取り組んでいるお店という印象を持ちますが、ASMの優れたサービスや商品、サポートを生み出している方が「総合プロデューサー:金山新一郎氏」です。

金山さん曰く「ただ、自分の好きな事をやっているだけです」とのことですが、ASM横浜を引っ張り、世界中のS2000ファンから愛される商品やノウハウを生み出している優れたプロデューサーです。

 

 

 

 

 

2.ASMが力を入れるチューニング

ASM横浜ではオリジナルパーツを活かしたトータルチューニングを行っています。オリジナルパーツが作られている車種は限定的ではありますが、他の車種でもRECAROのフィッテングや車検整備など、BMWやMINIなどのドイツ車のお客様も来店されています。

S2000パワートレイン

 

 

トータルチューニングが得意

ASM横浜ではスポーツカーのトータルチューニングを行っており、ピンポイントチューニングにありがちな、「バランスの悪化」とは無縁で、全体的にバランスよく車を仕上げることが可能です。

チューニングの内容として「エアロ・ボディ補強・足回り・給排気・エンジン・コンピューター」と多義に渡り、自分好みの新たなパッケージングが可能です。

 

 

 

ASM横浜がチューニングを手掛ける車

ASM横浜としてオリジナルのチューニングパーツを用意している車種が「ホンダスポーツ・86/BRZ・日産Z33/34」です。

これらの車種には様々なチューニングパーツが開発されASM横浜オリジナルのトータルチューニングが可能です。

 

 

ホンダスポーツ

S2000を筆頭に、現在ではシビックタイプRなど、他のホンダスポーツに関しても「車検・整備・チューニング」を手掛けています。

 

トヨタ86/スバルBRZ

2リッタークラスのFR車として86/BRZに関しても、マフラーやエアロ、そしてサスペンション、デファレンシャルなどトータルチューニングを手掛けています。

 

日産フェアレディZ33/34

貴重な大排気量NAFR車としてASM横浜ではZ33/34もエアロ、サスペンションキットなどのトータルチューニングを行っています。

 

 

 

特に思い入れがある車はホンダS2000

ASM横浜というお店のコンセプトなのか、金山さんが考えたコンセプトなのかは解りませんが、ASM横浜はS2000ファンが集うお店という印象を持ちます。

ASMS20001号車

確かに、金山さんは自己所有されるほど「S2000が好き」ということは事実です。

商品の開発を支える為に、筑波サーキットや富士スピードウェイでタイムアタックを行う開発車両である、通称「1号車」のチューニングレベルは非常に高く、クラストップのタイムをマークするポテンシャルを秘めています。

どこの誰よりもS2000を知り、開発を行う姿勢にファンがお店を訪れてしまうのも頷けます。

 

 

 

 

 

3.ASMと協力関係にあるアフターパーツメーカー

ASM横浜が誇るオリジナルパーツの数々は、金山さんと協力して設計/生産を行う、各カテゴリーのプロフェッショナル達によって実現されています。

ASMZFダンパー
出典:ASMBlogより

 

 

質の高いアフターパーツを生み出す為に

ASM横浜が販売する商品や開発するアイテムは「本物」という言葉が良く似合う優れた物ばかりです。

これらの優れたアイテムを生み出す為に、金山氏率いるASM横浜は、それぞれのカテゴリーの代表格企業と手を組み、妥協なき商品開発を行っています。

 

 

 

エアロ関係はチャレンジ社と共同開発

ASM横浜は、ホンダのレーシングコンストラクターである無限「M-TEC」のドライカーボンパーツの作成を行う、埼玉県の「株式会社チャレンジ」と数々のドライカーボン製品を開発しています。

その製品の精度は非常に高く、アフターパーツメーカーとして類を見ないほどに、エアロパーツのフィッティングが良く、機能的な商品が多いです。

 

 

 

エキゾースト/マフラーはサクラム社と共同開発

ASM横浜が手掛ける人気アイテムに「ステンレスマフラー」があります。

人気の理由は「大人が楽しめる音色」にあり、ASMのマフラー濃密で心地良いエンジンサウンドを奏でてくれます。

この音と性能に拘ったマフラーは金山さんと、埼玉県にある「株式会社SACLAM」によって設計/制作されています。

 

 

 

ASM横浜が拘り抜いたサスペンション

ASM横浜が好む足回りとは上質な乗り心地が確保され、さらにスポーツ性能を高めてくれるサスペンションです。

もちろん品質や技術に拘らない訳が無く、コストよりも求める性能を忠実に表現することを優先したラインナップが、ASM横浜が用意したサスペンションキットの特徴と言えます。

 

 

ダンパーはアネブルAGP

あのレーシングショックとして名高い「ザックスダンパー」はドイツのZF社レーシングエンジニア社(ZRE)が
リリースするフラッグシップサスペンションです。

日本のテクニカルパートナーであるアネブルAGPとASM横浜によって、様々な車種にザックスダンパーがインストール可能となりました。

 

 

スプリングはハイパコ

レース業界でレーシングスプリングNo.1のシェアを誇るHYPERCO、通称「ハイパコ」はスプリングの素材と製法
に拘り、均一なレートと耐久性を確立したスプリングメーカーです。

ASM横浜がプロデュースするザックスダンパーにはハイパコスプリングがインストールされ、高い運動性能を誇ります。

 

 

 

ボディ補強関係はサクシードスポーツと共同開発

滋賀県に所在するサクシードスポーツはフォーミュラーやレーシングカートチームを持つレース屋さんです。

ボディを設計/作成するためのパイプワークを得意とし、ASM横浜と共同でボディ補強パーツの作成や、車両の
ボディ補強までも手掛けるスペシャリストです。

 

 

 

 

 

4.ASM横浜に行ってみた素直な感想

ASMBlogの内容やグーグルの口コミを拝見すると「やや敷居が高いお店」なのかな?という印象を持ちましたが、実際にアポなし訪問してみた所、丁寧な接客と気さくなトークでとても楽しい時間を過ごせました。

ASM金山さんと1号車

 

 

丁寧で落ち着きのある接客

金山さんはデスクワークに勤しんでおられましたが、私がS2000「1号車」を見学していると「エンジンルームも
見られますか?」とボンネットを開け、トライ&エラーの結晶でもあるS2000のパワーユニットを見せてくれました。

ASMS20001号車エンジン

そして、現在の1号車も役割を終えたことやタイムアタック業界のこと、そして現在のスポーツカー(シビックタイプR)のことなどを詳しく解説して頂きました。話も分かりやすく、「車が大好きな人」という印象を受け、意外なことに「あまり商売っ気」のある方ではないように思いました。

お店の雰囲気もオシャレで、エンジンやミッションなどのパワートレインが展示してあり、見学するだけでも楽しめます。

 

 

 

ASM横浜ならではの苦労話

ASM横浜は、オートバックス管轄の1つの専門店という立ち位置でタイムアタックに参加しプロモーション活動を行っている訳です。

つまり、プロモーションに割ける資金は、金山さんの自由にとはいかないので、限られた資金の中で常に結果を求められるということになります。

すなわち、計画的にコツコツとアタックマシンを仕上げておられるわけですが、タイムアタックにおいて最も重要な「タイヤ」に苦労しているというお話を伺いました。

現在のタイムアタックシーンではプライベーターやチューナーが何セットもニュータイヤを持ち込み、サーキット
コンディションが良いタイミングでタイヤを贅沢に使いタイムを更新しています。

しかし、ASM横浜では、タイミングを選ぶことは難しく、使えるニュータイヤ数も遥かに少なく、中古タイヤでアタックすることもあるとのことです。

その環境下で、タイムを出していくことがいかに難しいことかは安易に想像がつき、メディアには出てこない努力や苦労の内輪話も気さくにお話してくれました。

 

 

 

ピットでは丁寧な作業工程を見学

ASM横浜を訪れた時に、S2000のフロントエアロバンパー04(ドライカーボン)のフィッティング作業が行われ
ていました。

ASMエアロバンパー04CFRP
出典:ASMblogより

塗装は、塗装業者に出すので、ASM横浜でのフィッティング作業は必要ないのではないかと思いましたが、自社製品とお客様の車が問題なく適合するかのテストを行うショップの姿勢に関心しました。

このようにASM横浜では、丁寧な作業を行ってくれるので安心して愛車のメンテナンスやチューニングを任せられるチューニングカーショップだと感じました。

 

チューニングのお話も面白く、S2000オーナーなら一度は訪れてみたかったお店ですので、興味のある方は訪問してみてはいかがでしょうか。

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